Ryugin Research Institute Ltd.

調査レポート

沖縄県内における2013年プロ野球春季キャンプの経済効果

【要 旨】

●2013年の沖縄県内におけるプロ野球春季キャンプの経済効果は、過去2番目に大きい81億6,100万円となった。

●これは、過去最高であった2011年(86億4,800万円)より少なかったものの、前年(78億6,300万円)を2億9,800万円上回った。

●観客数は好天に恵まれたことなどにより約29万3,000人と過去最高となった。そのうち、県外客も4万3,000人となり前年より約500人増加した。

●経済効果が前年を上回ったのは、観客数の増加による土産品・グッズの販売や飲食費などの消費が増加したことが、要因として挙げられる。

●経済効果を球団別にみると読売巨人軍が17億1,600万円と最も多く、次いで阪神タイガースが16億6,700万円であった。

●また、経済効果を産業別に多い方からみると、宿泊業11億9,000万円、製造業11億4,500万円、飲食店9億4,500万円などの順であった。

●今後、キャンプを盛り上げるためには、キャンプ関連商品による消費喚起や球団と連携したファンサービスの強化などにより集客を図っていくことが必要である。

 

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