Ryugin Research Institute Ltd.

県内の景気動向

景気概況(2018年11月)    

景気は、拡大している

 消費関連では、百貨店が前年を上回る

 観光関連では、入域観光客数が前年を上回る

 11月の県内景気をみると、消費関連では、百貨店は催事売上やお歳暮ギフト売上、化粧品売上の増加などから前年を上回り、スーパーは平均気温が前年より高く推移して食料品は鍋物商材などの売上が減少、衣料品も秋物や冬物が伸び悩んだことから、既存店ベースは前年を下回った。耐久消費財では、新車販売はレンタカー需要の好調や自家用需要が堅調なことなどから前年を上回り、電気製品卸売は太陽光発電システムやエアコンが減少したことなどから前年を下回った。
 建設関連では、公共工事は国、県、独立行政法人等・その他は減少したことから前年を下回った。建築着工床面積(10月)は、居住用、非居住用ともに増加したことから前年を上回った。新設住宅着工戸数(10月)は、貸家、分譲は増加したことから前年を上回った。建設受注額は、公共工事、民間工事ともに増加したことから前年を上回った。
 観光関連では、入域観光客数は前年を上回った。国内客、外国客ともに前年を上回った。主要ホテルは、稼働率は前年を下回り、売上高、宿泊収入は前年を上回った。

 総じてみると、消費関連は好調で、観光関連、建設関連は概ね好調なことから、県内景気は拡大している。

消費関連

百貨店売上高は、催事売上やお歳暮ギフト売上、化粧品売上の増加などから3カ月連続で前年を上回った。スーパー売上高は、平均気温が前年より高く推移した影響などがみられ、食料品は鍋物商材などの売上が減少、衣料品も秋物や冬物が伸び悩んだことから、既存店ベースは2カ月ぶりに前年を下回った。全店ベースは2カ月連続で前年を上回った。新車販売台数は、レンタカー需要の伸びや自家用需要が堅調なことなどから3カ月連続で前年を上回った。電気製品卸売販売額は、太陽光発電システムやエアコンが減少したことなどから6カ月連続で前年を下回った。

 先行きは、暖冬による季節商品需要への影響が見込まれるものの、県民の高い消費マインドや訪日外国人による消費の伸びなどから好調を維持するとみられる。

建設関連

 公共工事請負金額は、市町村は増加したが、国、県、独立行政法人等・その他は減少したことから、2カ月連続で前年を下回った。建築着工床面積(10月)は、居住用、非居住用ともに増加したことから2カ月連続で前年を上回った。新設住宅着工戸数(10月)は、持家、給与は減少したが、貸家、分譲は増加したことから2カ月連続で前年を上回った。県内主要建設会社の受注額は、公共工事、民間工事ともに増加したことから3カ月連続で前年を上回った。建設資材関連では、セメントは前年を下回り、生コンは公共工事向け、民間工事向けともに出荷は減少したことから前年を下回った。鋼材は民間工事着工の増加や大型工事による出荷増などから前年を上回り、木材は住宅関連工事向け出荷や足場材の増加などから前年を上回った。

 先行きは、公共工事や新設住宅着工が高水準で推移することが予想され、引き続き概ね好調な動きが続くものとみられる。

観光関連

 入域観光客数は、2カ月連続で前年を上回った。国内客、外国客ともに2カ月連続で前年を上回った。外国客は、空路利用客は増加したが、海路利用客は減少した。方面別に寄与度でみると韓国、中国本土、香港は増加し、台湾は減少した。
 県内主要ホテルは、稼働率は前年を下回り、売上高、宿泊収入は前年を上回った。主要観光施設入場者数は2カ月ぶりに前年を下回った。ゴルフ場は、入場者数、売上高ともに前年を下回った。

 先行きは、アジア方面からの外国客の旅行需要は依然として根強いことや航空路線の拡充などがある一方で、日並びの良い年末年始の連休は国内客の海外旅行需要を喚起することから、概ね好調に推移するものとみられる。

雇用関連

 新規求人数(10月)は、前年同月比7.4%減となり2カ月連続で前年を下回った。産業別にみると、情報通信業、宿泊業・飲食サービス業などで増加し、建設業やサービス業などで減少した。有効求人倍率(季調値、10月)は1.17倍と、前月より0.08ポイント低下した。完全失業率(季調値、10月)は4.0%と、前月と同水準だった。

その他

 消費者物価指数(10月)は、食料や光熱・水道などの上昇により、前年同月比1.5%増と25カ月連続で前年を上回った。
 企業倒産は、件数が3件で前年同月を5件下回った。負債総額は5,600万円で前年同月比93.4%の減少だった。

  
 pdf PDF全文

このページのトップへ