Ryugin Research Institute Ltd.

県内の景気動向

景気概況(2017年4月)    

 景気は、拡大の動きが強まる

 消費関連では、スーパーが前年を上回る

 観光関連では、入域観光客が前年を上回る

 4月の県内景気をみると、消費関連では、百貨店は前年同月とほぼ同水準となり、スーパーは食料品が清明祭関連需要などで惣菜や精肉の売上が伸長したことなどから前年を上回った。耐久消費財では、新車販売は小型乗用車におけるレンタカー需要の減少などから前年を下回り、電気製品卸売は太陽光発電システムの需要の減少などから前年を下回った。
 建設関連では、公共工事は県、市町村発注工事が増加したことから前年を上回った。建築着工床面積(3月)は居住用が増加したことから前年を上回り、新設住宅着工戸数(3月)は貸家、分譲が増加したことから前年を上回った。建設受注額は、公共工事、民間工事ともに増加したことから前年を上回った。
 観光関連では、入域観光客数は55カ月連続で前年を上回った。国内客、外国客ともに前年を上回った。主要ホテルは、稼働率、売上高、宿泊収入ともに前年を上回った。

 総じてみると、消費関連、観光関連が好調に推移しており、建設関連も概ね好調なことから、県内景気は拡大の動きが強まっている。

消費関連

 百貨店売上高は、家庭用品・その他や食料品の売上は増加したが、衣料品や身の回り品の売上は減少し、前年同月とほぼ同水準となった。スーパー売上高は、食料品は清明祭関連需要などで惣菜や精肉の売上が伸長したことなどから増加し、衣料品は夏物衣料の動きが鈍かったことなどから減少し、2カ月連続で前年を上回った。新車販売台数は、小型乗用車におけるレンタカー需要の減少などから4カ月ぶりに前年を下回った。電気製品卸売販売額は、太陽光発電システムの需要の減少などから2カ月ぶりに前年を下回った。

 先行きは、高い消費マインドや外国人観光客の増加などから引続き好調を維持するとみられる。

建設関連

 公共工事請負金額は、県、市町村発注工事が増加したことから、2カ月連続で前年を上回った。建築着工床面積(3月)は、非居住用は減少したが、居住用は増加したことから2カ月ぶりに前年を上回った。新設住宅着工戸数(3月)は、持家、給与は減少したが、貸家、分譲は増加したことから2カ月連続で前年を上回った。県内主要建設会社の受注額は、公共工事、民間工事ともに増加したことから、5カ月ぶりに前年を上回った。建設資材関連では、セメントは前年を上回り、生コンは公共工事向け出荷の増加などにより前年を上回った。鋼材は受注工事の進捗に動きがみられることなどから前年を上回り、木材は住宅関連工事向け出荷の減少などから前年を下回った。

 先行きは、公共工事や新設住宅着工が高水準で推移することが予想され、引き続き概ね好調な動きが続くものとみられる。

観光関連

 入域観光客数は、55カ月連続で前年を上回った。国内客は13カ月連続で前年を上回り、外国客は2カ月連続で前年を上回った。外国客は、空路利用客、海路利用客ともに増加した。方面別に寄与度でみると台湾、韓国、中国本土、香港ともに増加した。
 県内主要ホテルは、稼働率、売上高、宿泊収入ともに前年を上回った。主要観光施設入場者数は2カ月連続で前年を上回った。ゴルフ場は、入場者数、売上高ともに2カ月連続で前年を上回った。

 先行きは、アジア方面からの外国客の旅行需要は根強いことや、航空路線の拡充などから、好調に推移するものとみられる。

雇用関連

 新規求人数(3月)は、前年同月比2.1%増となり5カ月連続で前年を上回った。産業別にみると、卸売業・小売業、医療・福祉などで増加し、学術研究、専門・技術サービス業などで減少した。有効求人倍率(季調値、3月)は1.01倍と、前月より0.01ポイント低下した。完全失業率(季調値、3月)は4.1%と前月と同数だった。

その他

 消費者物価指数(総合)は、光熱・水道や食料などの上昇により、前年同月比0.4%増と7カ月連続で前年を上回った。
 企業倒産は、件数が3件で前年同月を2件下回った。負債総額は1億3,000万円となり、前年同月比78.2%の減少だった。 

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