Ryugin Research Institute Ltd.

県内の景気動向

景気概況(2018年3月)    

景気は、拡大の動きが強まる

 消費関連では、スーパーが前年を上回る

 観光関連では、入域観光客数が前年を上回る

 3月の県内景気をみると、消費関連では、百貨店は食料品で前年開催の催事が今年はなかったことなどから前年を下回り、スーパーは食料品が旧十六日祭関連需要の後ずれ(前年は2月)により伸長したことや、衣料品では夏物衣料が好調だったことから、前年を上回った。耐久消費財では、新車販売はレンタカー需要の減少で小型乗用車が減少したことなどから前年を下回り、電気製品卸売は白物家電やエアコン、その他で業務用製品が伸長したことなどから前年を上回った。
 建設関連では、公共工事は国、県が増加したことから前年を上回った。建築着工床面積(2月)は、居住用、非居住用ともに増加したことから前年を上回った。新設住宅着工戸数(2月)は、貸家、給与、分譲が増加したことから前年を上回った。建設受注額は、公共工事が減少したことから前年を下回った。
 観光関連では、入域観光客数は66カ月連続で前年を上回った。国内客、外国客ともに前年を上回った。主要ホテルは、稼働率と宿泊収入は前年を上回ったが、売上高は前年を下回った。

 総じてみると、消費関連、観光関連が好調に推移しており、建設関連は概ね好調なことから、県内景気は拡大の動きが強まっている。

消費関連

 百貨店売上高は、衣料品は夏物が好調だったことなどから増加したが、食料品は前年開催の催事が今年はなかったことなどから減少し、4カ月連続で前年を下回った。スーパー売上高は、食料品は旧十六日祭関連需要の後ずれ(前年は2月)や飲料の伸びから、衣料品は夏物の好調などから増加し、全店ベースは7カ月連続で前年を上回った。新車販売台数は、レンタカー需要の減少で小型乗用車が減少したことなどから2カ月連続で前年を下回った。電気製品卸売販売額は、白物家電やエアコン、その他で業務用製品が伸長したことなどから5カ月ぶりに前年を上回った。

 先行きは、高い消費マインドや外国人観光客の増加などから引続き好調を維持するとみられる。

建設関連

 公共工事請負金額は、市町村、独立行政法人等・その他は減少したが、国、県は増加したことから、2カ月ぶりに前年を上回った。建築着工床面積(2月)は、居住用、非居住用ともに増加したことから3カ月ぶりに前年を上回った。新設住宅着工戸数(2月)は、貸家、給与、分譲が増加したことから2カ月連続で前年を上回った。県内主要建設会社の受注額は、民間工事は増加したが、公共工事は減少したことから3カ月ぶりに前年を下回った。建設資材関連では、セメントは前年を上回り、生コンは公共工事向け出荷の減少などから前年を下回った。鋼材は民間工事向けの出荷が増加したことなどから前年を上回り、木材は住宅関連工事向け出荷の増加などから前年を上回った。

 先行きは、公共工事や新設住宅着工が高水準で推移することが予想され、引き続き概ね好調な動きが続くものとみられる。

観光関連

 入域観光客数は、66カ月連続で前年を上回った。国内客は5カ月連続で前年を上回り、外国客は13カ月連続で前年を上回った。外国客は、空路利用客、海路利用客ともに増加した。方面別に寄与度でみると台湾、韓国、中国本土、香港は増加した。
 県内主要ホテル(速報値)は、稼働率と宿泊収入は前年を上回ったが、売上高は前年を下回った。主要観光施設入場者数は2カ月連続で前年を上回った。ゴルフ場は、入場者数、売上高ともに2カ月連続で前年を上回った。

 先行きは、アジア方面からの外国客の旅行需要は根強いことや、航空路線の拡充などから、好調に推移するものとみられる。

雇用関連

 新規求人数(2月)は、前年同月比1.0%増となり2カ月連続で前年を上回った。産業別にみると、医療・福祉、建設業などで増加し、サービス業などで減少した。有効求人倍率(季調値、2月)は1.14倍と、前月より0.03ポイント低下した。完全失業率(季調値、2月)は4.2%と前年同月より0.7%ポイント悪化した。

その他

 消費者物価指数(総合、2月)は、食料や光熱・水道などの上昇により、前年同月比1.4%増と17カ月連続で前年を上回った。
 企業倒産は、件数が6件で前年同月を2件下回った。負債総額は5億7,600万円で前年同月比67.4%の減少だった。

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