Ryugin Research Institute Ltd.

県内の景気動向

景気概況(2019年3月)    

景気は、拡大している

 消費関連では、スーパーが前年を上回る

 観光関連では、入域観光客数が前年を上回る

 3月の県内景気をみると、消費関連では、百貨店は催事効果による食料品の増加や、改装による化粧品の好調などから前年を上回り、スーパーは食料品で生鮮食品や加工食品などが好調だったことや、住居関連で家電や医薬品が増加したことなどから、既存店ベースは前年を上回った。耐久消費財では、新車販売はレンタカーの増加で小型乗用車が増加したことなどから前年を上回り、電気製品卸売は前年に増加した業務用製品の反動減の影響で前年を下回った。
 建設関連では、公共工事は国、県は減少したことから前年を下回った。建築着工床面積は、居住用が減少したことから前年を下回った。新設住宅着工戸数は、貸家、給与、分譲が減少したことから前年を下回った。建設受注額は、公共工事、民間工事ともに増加したことから前年を上回った。
 観光関連では、入域観光客数は前年を上回った。国内客、外国客ともに前年を上回った。主要ホテルは、稼働率、売上高、宿泊収入ともに前年を下回った。

 総じてみると、観光関連は好調で、消費関連、建設関連は概ね好調なことから、県内景気は拡大している。

消費関連

 百貨店売上高は、催事効果による食料品の増加や、改装による化粧品の好調などから2カ月ぶりに前年を上回った。スーパー売上高は、食料品で生鮮食品や加工食品などが好調だったことや、住居関連で家電や医薬品が増加したことなどから、既存店ベースは5カ月ぶりに前年を上回った。全店ベースは6カ月連続で前年を上回った。新車販売台数は、レンタカーの増加で小型乗用車が増加したことなどから2カ月連続で前年を上回った。電気製品卸売販売額は、冷蔵庫や洗濯機、BDレコーダーは増加したものの、その他で業務用製品の反動減がみられたことなどから、4カ月ぶりに前年を下回った。

 先行きは、県民の消費マインドが堅調なことから、引き続き概ね好調を続けるとみられる。

建設関連

 公共工事請負金額は、市町村、独立行政法人等・その他は増加したが、国、県は減少したことから、2カ月ぶりに前年を下回った。建築着工床面積(2月)は、非居住用は増加したが、居住用は減少したことから2カ月連続で前年を下回った。新設住宅着工戸数(2月)は、持家は増加したが、貸家、給与、分譲は減少したことから2カ月連続で前年を下回った。県内主要建設会社の受注額は、公共工事、民間工事ともに増加したことから2カ月ぶりに前年を上回った。建設資材関連では、セメントは前年を下回り、生コンは民間工事向けは減少したが、公共工事向けは増加したことから前年を上回った。鋼材は大型工事の減少や工事の遅れなどから前年を下回り、木材は住宅関連工事向け出荷や足場材の増加などから前年を上回った。

 先行きは、公共工事や新設住宅着工が高水準で推移することが予想され、引き続き概ね好調な動きが続くものとみられる。

観光関連

 入域観光客数は、6カ月連続で前年を上回った。国内客、外国客ともに前年を上回った。外国客は、空路利用客、海路利用客ともに増加した。方面別に寄与度でみると中国本土、台湾は増加し、韓国、香港は減少した。
 県内主要ホテルは、稼働率、売上高、宿泊収入ともに前年を下回った。主要観光施設入場者数は2カ月ぶりに前年を上回った。ゴルフ場は、入場者数、売上高ともに前年を下回った。

 先行きは、アジア方面からの外国客の旅行需要は依然として根強いことや航空路線の拡充などがあり、好調に推移するものとみられる。

 

雇用関連

 新規求人数(2月)は、前年同月比6.3%増となり4カ月連続で前年を上回った。産業別にみると、宿泊業・飲食サービス業、運輸業・郵便業などで増加し、学術研究、専門・技術サービス業などで減少した。有効求人倍率(季調値、2月)は1.21倍と、前月より0.02ポイント低下した。完全失業率(季調値、2月)は2.0%と、前月より0.8%ポイント改善した。

その他

 消費者物価指数(2月)は、光熱・水道や教養娯楽などの上昇により、前年同月比0.2%増と29カ月連続で前年を上回った。
 企業倒産は、件数が3件で前年同月を3件下回った。負債総額は1億1,000万円で前年同月比80.9%減となった。

  
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