Ryugin Research Institute Ltd.

県内の景気動向

景気概況(2019年6月)    

景気は、拡大している

 消費関連では、スーパーが前年を上回る

 観光関連では、入域観光客数が前年を上回る

 6月の県内景気をみると、消費関連では、百貨店は衣料品や化粧品の減少などから前年を下回り、スーパーは食料品が堅調だったことや住居関連で家電などが増加したことから既存店ベースは前年を上回った。耐久消費財では、新車販売は小型乗用車でレンタカーが減少したことなどから前年を下回り、電気製品卸売は洗濯機や冷蔵庫、給湯器、業務用製品などが増加したことなどから前年を上回った。
 建設関連では、公共工事は国、県、市町村は減少したことから前年を下回った。建築着工床面積は、居住用、非居住用ともに減少したことから前年を下回った。新設住宅着工戸数は持家、貸家、分譲は減少したことから前年を下回った。建設受注額は公共工事、民間工事ともに減少したことから前年を下回った。
 観光関連では、入域観光客数は前年を上回った。国内客、外国客ともに前年を上回った。主要ホテルは、稼働率、宿泊収入は前年を上回り、売上高は前年を下回った。

 総じてみると、観光関連は好調で、消費関連、建設関連は概ね好調なことから、県内景気は拡大している。

消費関連

 百貨店売上高は、食料品は増加したものの、衣料品や化粧品の減少などから4カ月ぶりに前年を下回った。スーパー売上高は、衣料品は減少したものの、食料品が堅調だったことや住居関連で家電などが増加したことから、既存店ベースは2カ月連続で前年を上回った。全店ベースは9カ月連続で前年を上回った。新車販売台数は、普通乗用車や貨物車・その他は増加したものの、小型乗用車でレンタカーが減少したことなどから5カ月ぶりに前年を下回った。電気製品卸売販売額は、洗濯機や冷蔵庫、給湯器、業務用製品などが増加したことなどから2カ月ぶりに前年を上回った。

 先行きは、県民の消費マインドが堅調なことから、引き続き概ね好調を続けるとみられる。

建設関連

 公共工事請負金額は、独立行政法人等・その他は増加したが、国、県、市町村は減少したことから、2カ月ぶりに前年を下回った。建築着工床面積(5月)は、居住用、非居住用ともに減少したことから3カ月ぶりに前年を下回った。新設住宅着工戸数(5月)は、持家、貸家、分譲は減少したことから2カ月連続で前年を下回った。県内主要建設会社の受注額は、公共工事、民間工事ともに減少したことから4カ月ぶりに前年を下回った。建設資材関連では、セメントは前年を下回り、生コンは公共工事向けは増加したが、民間工事向けは減少したことから前年を下回った。鋼材は公共工事の進捗により出荷が増加したことから前年を上回り、木材は住宅関連工事向けの出荷減などから前年を下回った。

 先行きは、貸家で弱さがあるものの、宿泊施設や社屋などの民間工事を中心に引き続き高水準で推移することが予想され、概ね好調な動きが続くものとみられる。

観光関連

 入域観光客数は、9カ月連続で前年を上回った。国内客、外国客ともに前年を上回った。外国客は、空路利用客、海路利用客ともに増加した。方面別に寄与度でみると台湾、中国本土、香港は増加し、韓国は減少した。
 県内主要ホテルは、稼働率、宿泊収入は前年を上回り、売上高は前年を下回った。主要観光施設入場者数は4カ月連続で前年を上回った。ゴルフ場は、入場者数、売上高ともに前年を下回った。

 先行きは、韓国からの観光客の減少が懸念されるものの、その他アジア方面からの外国客の旅行需要は依然として根強いことや航空路線の拡充などがあり、好調に推移するものとみられる。

雇用関連

 新規求人数は、前年同月比2.6%増となり2カ月連続で前年を上回った。産業別にみると、医療・福祉や運輸業・郵便業などで増加し、宿泊業・飲食サービス業などで減少した。有効求人倍率(季調値)は1.18倍と、前月と同水準だった。完全失業率(季調値)は2.7%と、前月より0.2%ポイント悪化した。

その他

 消費者物価指数は、食料や教養・娯楽などの上昇により、前年同月比0.8%増と33カ月連続で前年を上回った。
 企業倒産は、件数が5件で前年同月を1件上回った。負債総額は1億6,300万円で前年同月比87.6%減となった。

  
  pdf PDF全文

このページのトップへ