Ryugin Research Institute Ltd.

県内の景気動向

景気概況(2019年1月)    

景気は、拡大している

 消費関連では、百貨店が前年を上回る

 観光関連では、入域観光客数が前年を上回る

 1月の県内景気をみると、消費関連では、百貨店は食料品の増加や改装効果による化粧品の好調などから前年を上回り、スーパーは平均気温が前年より高く推移した影響がみられ、食料品では鍋物商材、衣料品では冬物衣料が減少したことなどから、既存店ベースは前年を下回った。耐久消費財では、新車販売はレンタカー需要の減少で普通乗用車や小型乗用車が減少したことなどから前年を下回り、電気製品卸売は4Kチューナー内蔵レコーダーや業務用製品の伸長などから前年を上回った。
 建設関連では、公共工事は国、県、市町村は減少したことから前年を下回った。建築着工床面積は、居住用、非居住用ともに増加したことから前年を上回った。新設住宅着工戸数は、持家、貸家、分譲は増加したことから前年を上回った。建設受注額は、公共工事は増加したことから前年を上回った。
 観光関連では、入域観光客数は前年を上回った。国内客、外国客ともに前年を上回った。主要ホテルは、稼働率、宿泊収入は前年を上回り、売上高は前年を下回った。

 総じてみると、観光関連は好調で、消費関連、建設関連は概ね好調なことから、県内景気は拡大している。

消費関連

 百貨店売上高は、食料品の増加や改装効果による化粧品の好調などから2カ月ぶりに前年を上回った。スーパー売上高は、平均気温が前年より高く推移した影響がみられ、食料品では鍋物商材、衣料品では冬物衣料が減少したことなどから、既存店ベースは3カ月連続で前年を下回った。全店ベースは4カ月連続で前年を上回った。新車販売台数は、レンタカー需要の減少で普通乗用車や小型乗用車が減少したことなどから2カ月連続で前年を下回った。電気製品卸売販売額は、4Kチューナー内蔵レコーダーや業務用製品の伸長などから2カ月連続で前年を上回った。

 先行きは、暖冬による季節商品需要への影響はあるものの、県民の消費マインドは堅調を維持するとみられることから、引き続き概ね好調を続けるとみられる。

建設関連

 公共工事請負金額は、独立行政法人等・その他は増加したが、国、県、市町村は減少したことから、4カ月連続で前年を下回った。建築着工床面積(12月)は、居住用、非居住用ともに増加したことから4カ月連続で前年を上回った。新設住宅着工戸数(12月)は、給与は減少したが、持家、貸家、分譲は増加したことから2カ月ぶりに前年を上回った。県内主要建設会社の受注額は、民間工事は減少したが、公共工事は増加したことから5カ月連続で前年を上回った。建設資材関連では、セメントは前年を下回り、生コンは公共工事向けは減少したが、民間工事向けは増加したことから前年を上回った。鋼材は民間工事着工の増加や大型工事による出荷増などから前年を上回り、木材は住宅関連工事向け出荷や足場材の増加などから前年を上回った。

 先行きは、公共工事や新設住宅着工が高水準で推移することが予想され、引き続き概ね好調な動きが続くものとみられる。

観光関連

 入域観光客数は、4カ月連続で前年を上回った。国内客、外国客ともに前年を上回った。外国客は、空路利用客、海路利用客ともに増加した。方面別に寄与度でみると台湾、韓国、中国本土は増加し、香港は減少した。
 県内主要ホテルは、稼働率、宿泊収入は前年を上回り、売上高は前年を下回った。主要観光施設入場者数は2カ月連続で前年を上回った。ゴルフ場は、入場者数は前年を下回ったが、売上高は前年を上回った。

 先行きは、アジア方面からの外国客の旅行需要は依然として根強いことや航空路線の拡充などがあり、好調に推移するものとみられる。

雇用関連

 新規求人数(12月)は、前年同月比16.5%増となり2カ月連続で前年を上回った。産業別にみると、卸売業・小売業、情報通信業などで増加し、生活関連サービス業・娯楽業、医療・福祉などで減少した。有効求人倍率(季調値、12月)は1.23倍と、前月より0.06ポイント上昇した。完全失業率(季調値、12月)は2.9%と、前月より0.2%ポイント改善した。

その他

 消費者物価指数(12月)は、光熱・水道や教養娯楽などの上昇により、前年同月比0.3%増と27カ月連続で前年を上回った。
 企業倒産は、件数が4件で前年同月を2件上回った。負債総額は5億6,000万円で前年同月比9.7%減となった。

  
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