Ryugin Research Institute Ltd.

県内の景気動向

景気概況(2017年12月)    

景気は、拡大の動きが強まる

 消費関連では、スーパーが前年を上回る

 観光関連では、入域観光客数が前年を上回る

 12月の県内景気をみると、消費関連では、百貨店はお歳暮ギフト需要の一部が11月下旬へ前倒しになったことや家庭用品・その他も減少したことから前年を下回り、スーパーは衣料品は前年より気温が低く推移した影響で冬物が伸長し、住居関連は家電や寝具、化粧品などが伸長したことから前年を上回った。耐久消費財では、新車販売は小型乗用車におけるレンタカー需要の減少などから前年を下回り、電気製品卸売は太陽光発電システムの減少などから前年を下回った。
 建設関連では、公共工事は国、市町村が減少したことから前年を下回った。建築着工床面積(11月)は居住用が増加したことから前年を上回り、新設住宅着工戸数(11月)は持家、貸家、分譲が増加したことから前年を上回った。建設受注額は、公共工事、民間工事ともに減少したことから前年を下回った。
 観光関連では、入域観光客数は63カ月連続で前年を上回った。国内客、外国客ともに前年を上回った。主要ホテルは、稼働率、売上高は前年を下回り、宿泊収入は前年を上回った。

 総じてみると、消費関連、観光関連が好調に推移しており、建設関連は概ね好調なことから、県内景気は拡大の動きが強まっている。

消費関連

 百貨店売上高は、食料品でお歳暮ギフト需要の一部が11月下旬へ前倒しになったことや、家庭用品・その他も減少したことなどから5カ月ぶりに前年を下回った。スーパー売上高は、衣料品は前年より気温が低く推移した影響で冬物が伸長し、住居関連は家電や寝具、化粧品などが伸長したことから、全店ベースは4カ月連続で前年を上回った。新車販売台数は、小型乗用車におけるレンタカー需要の減少などから5カ月ぶりに前年を下回った。電気製品卸売販売額は、白物などの主要家電や太陽光発電システムの減少などから2カ月連続で前年を下回った。

 先行きは、高い消費マインドや外国人観光客の増加などから引続き好調を維持するとみられる。

建設関連

 公共工事請負金額は、県、独立行政法人等・その他は増加したが、国、市町村は減少したことから、4カ月連続で前年を下回った。建築着工床面積(11月)は、非居住用は減少したが、居住用は増加したことから3カ月ぶりに前年を上回った。新設住宅着工戸数(11月)は、持家、貸家、分譲が増加したことから3カ月ぶりに前年を上回った。県内主要建設会社の受注額は、公共工事、民間工事ともに減少したことから2カ月連続で前年を下回った。建設資材関連では、セメントは前年を上回り、生コンは公共工事向け出荷の増加などから前年を上回った。鋼材は民間工事向けの出荷が増加したことなどから前年を上回り、木材は住宅関連工事向け出荷の増加などから前年を上回った。

 先行きは、公共工事や新設住宅着工が高水準で推移することが予想され、引き続き概ね好調な動きが続くものとみられる。

観光関連

 入域観光客数は、63カ月連続で前年を上回った。国内客は2カ月連続で前年を上回り、外国客は10カ月連続で前年を上回った。外国客は、空路利用客、海路利用客ともに増加した。方面別に寄与度でみると台湾、中国本土、韓国、香港は増加した。
 県内主要ホテル(速報値)は、稼働率、売上高は前年を下回り、宿泊収入は前年を上回った。主要観光施設入場者数は2カ月連続で前年を上回った。ゴルフ場は、入場者数、売上高ともに2カ月連続で前年を上回った。

 先行きは、アジア方面からの外国客の旅行需要は根強いことや、航空路線の拡充などから、好調に推移するものとみられる。

雇用関連

 新規求人数は、前年同月比2.5%減となり3カ月ぶりに前年を下回った。産業別にみると、医療・福祉、不動産業などで増加し、卸売業・小売業、宿泊業・飲食サービス業などで減少した。有効求人倍率(季調値)は1.15倍と、前月より0.01ポイント上昇した。完全失業率(季調値)は3.4%と前月より1.2%ポイント改善した。 

その他

 消費者物価指数(総合)は、食料や光熱・水道などの上昇により、前年同月比1.0%増と15カ月連続で前年を上回った。
 企業倒産は、件数が4件で前年同月を1件上回った。負債総額は12億9,900万円で前年同月比549.5%の増加だった。

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