Ryugin Research Institute Ltd.

県内の景気動向

景気概況(2017年7月)    

景気は、拡大の動きが強まる

 観光関連では、入域観光客が前年を上回る

 建設関連では、セメント・生コンが前年を上回る

 7月の県内景気をみると、消費関連では、百貨店は今年の旧盆が9月に後ずれする影響で前年を下回り、スーパーは衣料品や住居関連は夏物衣料や季節商品の売上が伸長したことなどから前年を上回った。耐久消費財では、新車販売は前年に比べレンタカー需要が減少したことなどから前年を下回り、電気製品卸売は業務用製品やBDレコーダーの伸長などから前年を上回った。
 建設関連では、公共工事は国発注工事が増加したことから前年を上回った。建築着工床面積(6月)は非居住用が増加したことから前年を上回り、新設住宅着工戸数(6月)は貸家が減少したことから前年を下回った。建設受注額は、民間工事が増加したことから前年を上回った。
 観光関連では、入域観光客数は58カ月連続で前年を上回った。国内客、外国客ともに前年を上回った。主要ホテルは、稼働率、売上高、宿泊収入ともに前年を上回った。

 総じてみると、消費関連、観光関連が好調に推移しており、建設関連も概ね好調なことから、県内景気は拡大の動きが強まっている。

消費関連

 百貨店売上高は、今年の旧盆が9月に後ずれする(前年は8月)影響で食料品が売上高全体を押し下げたことなどから2カ月ぶりに前年を下回った。スーパー売上高は、新設店効果に加え、食料品は飲料や盛夏商材などが好調だったことから増加し、衣料品や住居関連は夏物衣料や季節商品の売上が伸長したことなどから、全店ベースは2カ月ぶりに前年を上回った。新車販売台数は、前年に比べレンタカー需要が減少したことなどから3カ月ぶりに前年を下回った。電気製品卸売販売額は、業務用製品やBDレコーダーの伸長などから4カ月ぶりに前年を上回った。

 先行きは、高い消費マインドや外国人観光客の増加などから引続き好調を維持するとみられる。

建設関連

 公共工事請負金額は、国発注工事が増加したことから、5カ月連続で前年を上回った。建築着工床面積(6月)は、居住用は減少したが、非居住用は増加したことから3カ月ぶりに前年を上回った。新設住宅着工戸数(6月)は、持家、分譲、給与は増加したが、貸家は減少したことから2カ月連続で前年を下回った。県内主要建設会社の受注額は、公共工事は減少したが、民間工事は増加したことから、3カ月ぶりに前年を上回った。建設資材関連では、セメントは前年を上回り、生コンは公共工事向け出荷の増加などにより前年を上回った。鋼材は受注工事の進捗に動きがみられることなどから前年を上回り、木材は住宅関連工事向け出荷の増加などから前年を上回った。

 先行きは、公共工事や新設住宅着工が高水準で推移することが予想され、引き続き概ね好調な動きが続くものとみられる。

観光関連

 入域観光客数は、58カ月連続で前年を上回った。国内客は16カ月連続で前年を上回り、外国客は5カ月連続で前年を上回った。外国客は、空路利用客、海路利用客ともに増加した。方面別に寄与度でみると外国客全体の約8割を占める台湾、中国本土、韓国、香港のすべてで増加した。
 県内主要ホテルは、稼働率、売上高、宿泊収入ともに前年を上回った。主要観光施設入場者数は5カ月連続で前年を上回った。ゴルフ場は、入場者数、売上高ともに2カ月連続で前年を上回った。

 先行きは、アジア方面からの外国客の旅行需要は根強いことや、航空路線の拡充などから、好調に推移するものとみられる。

雇用関連

 新規求人数は、前年同月比8.6%増となり9カ月連続で前年を上回った。産業別にみると、建設業、宿泊業・飲食サービス業などで増加し、情報通信業などで減少した。有効求人倍率(季調値)は1.15倍と、前月より0.03ポイント低下した。完全失業率(季調値)は3.5%と前月より1.1%ポイント改善した。

その他

 消費者物価指数(総合)は、光熱・水道や被服及び履物などの上昇により、前年同月比0.5%増と10カ月連続で前年を上回った。
 企業倒産は、件数が5件だった。負債総額は3億3,400万円だった。なお前年同月は、集計開始以来、初めての発生なしだった。

 

    pdf PDF全文

このページのトップへ