Ryugin Research Institute Ltd.

県内の景気動向

景況概況(2026年1月)  

景気は、緩やかに拡大している(29カ月連続)

 消費関連では、スーパー売上高は前年を上回る

 観光関連では、入域観光客数は前年を上回る

 建設関連は、資材価格の高止まりや人手不足により回復に一服感が出ているものの、消費関連は、節約志向が継続しつつも旺盛な観光需要を背景に回復の動きが強まっていること、観光関連は、国内外ともに旅行需要が好調に推移し、力強く拡大していることなどから、総じて県内景気は緩やかに拡大している。

 先行きは、旺盛な観光需要にけん引され底堅い推移が見込まれることから、引き続き緩やかに拡大するとみられる。

消費関連

 百貨店売上高は、4カ月連続で前年を下回った。物産催事により食料品が増加したものの、全体の買上客数や点数は減少し、売上高も減少した。スーパー売上高は、来店客数の増加がみられ、既存店、全店ベースともに5カ月連続で前年を上回った。新車販売台数は、用途別では、事業用が増加したものの、レンタカーや自家用車が減少し全体を押し下げたことなどから6カ月連続で前年を下回った。家電大型専門店販売額(12月)は、県による補助事業の反動減や、平均気温が高かったことにより季節家電が減少し、5カ月ぶりに前年を下回った。

 先行きは、引き続き物価の動向に注視する必要があるものの、旺盛な観光需要を背景に底堅い推移が見込まれ、回復の動きが強まるとみられる。

建設関連

 公共工事請負金額は、国、県は増加したものの、市町村、独立行政法人等・その他は減少したことから4カ月ぶりに前年を下回った。建築着工床面積(12月)は、居住用は増加したものの、非居住用は減少したことから4カ月ぶりに前年を下回った。新設住宅着工戸数(12月)は、持家、分譲は減少したものの、貸家、給与住宅は増加したことから5カ月連続で前年を上回った。県内主要建設会社の受注額は、公共工事、民間工事ともに増加したことから3カ月連続で前年を上回った。建設資材関連では、セメント、生コンともに7カ月連続で前年を下回った。鋼材売上高は3カ月連続で前年を下回り、木材売上高は2カ月ぶりに前年を下回った。

 先行きは、資材価格の高止まりや人手不足などに注視する必要があるものの、公共工事などの受注増から手持ち工事額の増加が見込まれ、緩やかな回復の動きが続くとみられる。

観光関連

 入域観光客数は、50カ月連続で前年を上回った。国内客は19カ月連続で増加し、外国客は40カ月連続で増加した。県内主要ホテルは、稼働率は22カ月連続で前年を上回り、売上高は20カ月連続で前年を上回り、宿泊収入は20カ月連続で前年を上回った。主要観光施設入場者数は47カ月連続で前年を上回った。ゴルフ場は、入場者数は4カ月連続で減少し、売上高は2カ月連続で前年を下回った。堅調な国内観光需要や外国客の増加により、引き続き好調に推移した。

 先行きは、外国からの訪日意欲が高く外国客の増加が見込まれること、スポーツキャンプや春休みの旅行需要に伴い国内客の増加も予想されることから、引き続き力強く拡大するとみられる。

雇用関連

 新規求人数(12月)は、前年同月比11.3%減となり8カ月連続で前年を下回った。産業別にみると、情報通信業やサービス業などで減少した。有効求人倍率(12月、季調値)は1.08倍で、前月と同水準となった。完全失業者数は2万3,000人で同水準となり、完全失業率(12月、季調値)は3.0%と、前月から0.7ポイント低下した。

その他

 消費者物価指数は、前年同月比1.5%の上昇となり、53カ月連続で前年を上回った。生鮮食品を除く総合は同2.0%の上昇となり、生鮮食品及びエネルギーを除く総合は同2.9%の上昇となった。
倒産件数は9件で前年同月から3件増加した。負債総額は10億4,900万円で、前年同月比212.2%増となった。

 

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