Ryugin Research Institute Ltd.

県内の景気動向

景気概況(2017年3月)    

景気は、拡大の動きが強まる

 消費関連では、スーパーが前年を上回る

 観光関連では、入域観光客が前年を上回る 

 3月の県内景気をみると、消費関連では、百貨店は催事効果や外国人観光客による消費が好調だったことから前年を上回り、スーパーはひな祭りや合格祝い関連商材の売上が伸長したことから前年を上回った。耐久消費財では、新車販売は普通乗用車の需要が伸長したことから前年を上回り、電気製品卸売はエアコンの需要が引き続き好調に推移したことから前年を上回った。
 建設関連では、公共工事は市町村、独立行政法人等・その他が増加したことから前年を上回った。建築着工床面積(2月)は非居住用が減少したことから前年を下回り、新設住宅着工戸数(2月)は持家、貸家、給与が増加したことから前年を上回った。建設受注額は、民間工事が減少したことから前年を下回った。
 観光関連では、入域観光客数は54カ月連続で前年を上回った。国内客、外国客ともに前年を上回った。主要ホテルは、稼働率、売上高、宿泊客室単価ともに前年を上回った。

 総じてみると、消費関連、観光関連が好調に推移しており、建設関連も概ね好調なことから、県内景気は拡大の動きが強まっている。

消費関連

 百貨店売上高は、催事効果や外国人観光客による消費が好調だったことなどから4カ月連続で前年を上回った。スーパー売上高は、食料品はひな祭りや合格祝い関連商材の売上が伸長したことなどから増加し、衣料品は子供服が好調だったことなどから増加し、2カ月ぶりに前年を上回った。新車販売台数は、普通乗用車の需要が伸長したことなどから3カ月連続で前年を上回った。電気製品卸売販売額は、エアコンの需要が引き続き好調に推移したことなどから3カ月ぶりに前年を上回った。

 先行きは、高い消費マインドや外国人観光客の増加などから引続き好調を維持するとみられる。

建設関連

 公共工事請負金額は、市町村、独立行政法人等・その他が増加したことから、2カ月ぶりに前年を上回った。建築着工床面積(2月)は、居住用は増加したが、非居住用は減少したことから3カ月ぶりに前年を下回った。新設住宅着工戸数(2月)は、分譲は減少したが、持家、貸家、給与は増加したことから2カ月ぶりに前年を上回った。県内主要建設会社の受注額は、公共工事は増加したが、民間工事は減少したことから、4カ月連続で前年を下回った。建設資材関連では、セメントは前年を上回り、生コンは公共工事向け出荷の増加などにより前年を上回った。鋼材は受注工事の進捗に動きがみられることなどから前年を上回り、木材は住宅関連工事向け出荷の減少などから前年を下回った。

 先行きは、公共工事や新設住宅着工が高水準で推移することが予想され、引き続き概ね好調な動きが続くものとみられる。

観光関連

 入域観光客数は、54カ月連続で前年を上回った。国内客は12カ月連続で前年を上回り、外国客は2カ月ぶりに前年を上回った。外国客は、空路利用客は引き続き増加し、海路利用客は2カ月連続で減少した。方面別に寄与度でみると台湾、韓国は増加し、中国本土、香港は減少した。
 県内主要ホテルは、稼働率、売上高、宿泊客室単価ともに前年を上回った。主要観光施設入場者数は2カ月ぶりに前年を上回った。ゴルフ場は、入場者数、売上高ともに2カ月ぶりに前年を上回った。

 先行きは、アジア方面からの外国客の旅行需要は根強いことや、航空路線の拡充などから、好調に推移するものとみられる。

雇用関連

 新規求人数(2月)は、前年同月比1.5%増となり4カ月連続で前年を上回った。産業別にみると、サービス業、医療・福祉などで増加し、宿泊業、飲食サービス業などで減少した。有効求人倍率(季調値、2月)は1.02倍と、前月より0.06ポイント低下した。完全失業率(季調値、2月)は4.1%と前月より0.6%ポイント悪化した。

その他

消費者物価指数(総合、2月)は、交通・通信や被服及び履物などの上昇により、前年同月比0.3%増と5カ月連続で前年を上回った。
 企業倒産は、件数が8件で前年同月を3件上回った。負債総額は17億6,600万円となり、前年同月比13.9%の減少だった。

 

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