Ryugin Research Institute Ltd.

県内の景気動向

景況概況(2023年12月) 

景気は、緩やかに拡大している(4カ月連続)

 消費関連では、百貨店売上高は前年を上回る

 建設関連では、建設受注額は前年を上回る

 消費関連は、高い消費マインドが継続しており、回復の動きが強まっていること、建設関連は資材価格が高止まりしているものの、民間工事の動きが活発化しており、回復の動きが強まっていること(上方修正)、観光関連は、前年同月に実施された全国旅行支援の反動減はあるものの、引き続き国内の旅行需要高いなか外国客も増加傾向にあることから、緩やかに拡大していること、総じて県内景気は緩やかに拡大している。

消費関連

 百貨店売上高は、6カ月連続で前年を上回った。クリスマスなどのイベント需要やインバウンド需要が高く、売上増加に寄与した。スーパー売上高は、既存店・全店ベースともに19カ月連続で前年を上回った。気象要因などにより衣料品が減少したものの、値上げによる単価上昇や来店客数の増加などにより食料品を中心に底堅く推移した。新車販売台数は、新車の供給回復の動きは継続しているものの、レンタカー需要の高まりがみられた前年同月の反動などにより16カ月ぶりに前年を下回った。家電大型専門店販売額(11月)は、4カ月連続で前年を上回った。

 先行きは、物価高などにより引き続き不透明感はあるものの、消費マインドは底堅い推移が見込まれ、緩やかに拡大するとみられる。

建設関連

 公共工事請負金額は、独立行政法人等・その他は減少したが、国、県、市町村は増加したことから2カ月連続で前年を上回った。建築着工床面積(11月)は、居住用、非居住用ともに減少したことから2カ月ぶりに前年を下回った。新設住宅着工戸数(11月)は、持家、分譲、給与は減少したが、貸家は増加したことから6カ月連続で前年を上回った。県内主要建設会社の受注額は、公共工事、民間工事ともに増加したことから、2カ月連続で前年を上回った。建設資材関連では、セメント、生コンはともに4カ月ぶりに前年を下回った。鋼材売上高、木材売上高は、出荷量が増加したことなどから前年を上回った。

 先行きは、資材価格などが高止まりしているものの、民間工事の動きが活発化していることなどから回復の動きが強まるとみられる。

観光関連

 入域観光客数は、25カ月連続で前年を上回った。国内客は2カ月連続で減少し、外国客は15カ月連続で増加した。県内主要ホテルは、稼働率、売上高、宿泊収入全て2カ月連続で前年を下回った。主要観光施設入場者数は22カ月連続で前年を上回った。ゴルフ場は、入場者数は3カ月ぶりに増加し、売上高は4カ月連続で前年を上回った。前年同月に実施された全国旅行支援の反動がみられるものの、国内外からの旅行需要が高いなか、年末の航空便の増便やNAHAマラソンなどのスポーツイベントもあり好調に推移した。

 先行きは、外国からの訪日意欲が高いなか那覇空港発着の航空便の拡充があり、外国客の増加が見込まれること、プロ野球キャンプ等のスポーツイベントが開催され、国内客の増加も予想されることから、緩やかに拡大するとみられる。

雇用関連

 新規求人数は、前年同月比0.2%増と2カ月ぶりに前年を上回った。産業別では、建設業、運輸業・郵便業、サービス業(他に分類されないもの)などで増加した。有効求人倍率(季調値)は1.13倍で、前月より0.02ポイント上昇した。完全失業率(季調値)は2.9%と、前月から0.3ポイント低下した。 

その他

 消費者物価指数は、前年同月比3.6%の上昇となり、28カ月連続で前年を上回った。生鮮食品を除く総合は同3.5%の上昇となり、生鮮食品及びエネルギーを除く総合は4.5%の上昇となった。
 企業倒産件数は2件で前年同月から2件減少した。負債総額は1億1,000万円で、前年同月比82.2%減となった。

 

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