Ryugin Research Institute Ltd.

県内の景気動向

景気概況(2019年5月)    

景気は、拡大している

 消費関連では、新車販売台数が前年を上回る

 観光関連では、入域観光客数が前年を上回る

 5月の県内景気をみると、消費関連では、百貨店は催事効果による食料品の増加や、売り場改装による化粧品の増加などから前年を上回り、スーパーは食料品は全体的に堅調だったことなどから既存店ベースは前年を上回った。耐久消費財では、新車販売は普通乗用車と軽乗用車は自家用車が増加、小型乗用車ではレンタカーも増加したことなどから前年を上回り、電気製品卸売はエアコンが減少したことなどから前年を下回った。
 建設関連では、公共工事は県、市町村、独立行政法人等・その他は増加したことから前年を上回った。建築着工床面積は、居住用、非居住用ともに増加したことから前年を上回った。新設住宅着工戸数は、貸家、分譲は減少したことから前年を下回った。建設受注額は、民間工事は増加したことから前年を上回った。
 観光関連では、入域観光客数は前年を上回った。国内客は前年を上回り、外国客は前年を下回った。主要ホテルは、稼働率、売上高、宿泊収入ともに前年を上回った。

 総じてみると、観光関連は好調で、消費関連、建設関連は概ね好調なことから、県内景気は拡大している。

消費関連

 百貨店売上高は、催事効果による食料品の増加や、売り場改装による化粧品の増加などから3カ月連続で前年を上回った。スーパー売上高は、衣料品は減少したものの食料品は全体的に堅調だったことなどから、既存店ベースは2カ月ぶりに前年を上回った。全店ベースは8カ月連続で前年を上回った。新車販売台数は、普通乗用車と軽乗用車は自家用車が増加、小型乗用車ではレンタカーも増加したことなどから4カ月連続で前年を上回った。電気製品卸売販売額は、洗濯機や冷蔵庫、テレビは増加したもののエアコンが減少したことなどから、2カ月ぶりに前年を下回った。

 先行きは、県民の消費マインドが堅調なことから、引き続き概ね好調を続けるとみられる。

建設関連

 公共工事請負金額は、国は減少したが、県、市町村、独立行政法人等・その他は増加したことから、3カ月ぶりに前年を上回った。建築着工床面積(4月)は、居住用、非居住用ともに増加したことから2カ月連続で前年を上回った。新設住宅着工戸数(4月)は、持家、給与は増加したが、貸家、分譲は減少したことから2カ月ぶりに前年を下回った。県内主要建設会社の受注額は、公共工事は減少したが、民間工事は増加したことから3カ月連続で前年を上回った。建設資材関連では、セメントは前年を下回り、生コンは公共工事向け、民間工事向けともに減少したことから前年を下回った。鋼材は民間工事の進捗により出荷が増加したことから前年を上回り、木材は住宅関連工事向けの出荷増などから前年を上回った。

 先行きは、新設住宅着工が高水準で推移することが予想され、引き続き概ね好調な動きが続くものとみられる。

観光関連

入 域観光客数は、8カ月連続で前年を上回った。国内客は前年を上回り、外国客は前年を下回った。外国客は、空路利用客は増加し、海路利用客は減少した。方面別に寄与度でみると香港は増加し、台湾、中国本土、韓国は減少した。
 県内主要ホテルは、稼働率、売上高、宿泊収入ともに前年を上回った。主要観光施設入場者数は3カ月連続で前年を上回った。ゴルフ場は、入場者数は前年を下回り、売上高は前年を上回った。

 先行きは、アジア方面からの外国客の旅行需要は依然として根強いことや航空路線の拡充などがあり、好調に推移するものとみられる。

雇用関連

 新規求人数(4月)は、前年同月比0.4%減となり2カ月連続で前年を下回った。産業別にみると、情報通信業、宿泊業・飲食サービス業などで増加し、卸売業・小売業などで減少した。有効求人倍率(季調値、4月)は1.18倍と、前月と同水準だった。完全失業率(季調値、4月)は2.4%と、前月より0.7%ポイント改善した。

その他

 消費者物価指数(4月)は、光熱・水道や食料などの上昇により、前年同月比1.1%増と31カ月連続で前年を上回った。
 企業倒産は、件数が7件で前年同月を3件上回った。負債総額は10億4,200万円で前年同月比200.3%増となった。

 

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