調査レポート
宮古アイランドロックフェスティバル2012の経済効果
要旨
○今年で8回目となる「宮古アイランドロックフェスティバル2012」が2012年6月23日に開催された。出演はこれまで同様に全国的に有名なアーティストなど計8組であった。
○観客動員数は約5,000人となり、うち県外客が約1,500人、宮古島以外の県内客が約1,600人と多くの観客を動員した。
○波及効果を含めた経済効果について、県の産業連関表により試算した結果、経済効果は3億2,200万円となった。これは、観客による消費や大会運営費などの直接支出額2億300万円に対して約1.6倍の波及効果となっている。
○当社では、今回を含め2007年、08年、10年に同イベントの経済効果について試算しており、今年の経済効果の3億2,200万円はこれまでで最高となった。
○また、経済効果を産業別にみると、運輸業6,900万円、宿泊業3,800万円、飲食店3,300万円、製造業3,300万円などとなっている。
○同フェスティバルは地元の若手経営者を中心とした民間主導で進められていることから予算の制限等があり、県外でのプロモーションが十分にできていないことや、期間中、島内の宿泊施設が不足するなど課題があった。今後、このフェスティバルを継続し、発展させていくには、引き続き行政のバックアップや地域の人々の更なる理解と協力が必要である。
2012年09月 |
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