調査レポート
宮古アイランドロックフェスティバル2010の経済効果～経済効果は３億300万円～
要旨
○今年で６回目となる「宮古アイランドロックフェスティバル2010」が2010年６月26日に開催された。出演は前回同様に全国的に有名なアーティストなど計７組であった。
○観客動員数は約4,330人となり、うち県外客が約1,560人、宮古島以外の県内客が約900人と多くの観客を動員した。
○波及効果を含めた経済効果について、県の産業連関表により試算した結果、経済効果は３億300万円となった。これは、直接支出額1億8,400万円に対して約1.6倍の波及効果となっている。
○当社では2007年、08年に引き続き経済効果について試算したが、今年は島外客の増加などから08年の経済効果２億5,900万円を4,400万円上回った。
○経済効果３億300万円を産業別にみると、運輸業4,400万円、宿泊業4,200万円、飲食店3,600万円、製造業3,100万円などとなっている。
○同フェスティバルは、民間主導の宮古島の一大イベントとして定着してきている。一方、運営には、離島地区であることから多くの経費を要しており、地元観客の増加や引き続き行政のバックアップなど地域の人々の更なる理解と協力が必要である。
