Ryugin Research Institute Ltd.

調査レポート

第25回NAHAマラソンの経済効果について ~経済効果は約16億8,300万円~

要旨

○2009年で第25回を迎えNAHAマラソンは、県内を代表するスポーツイベントであり、全国でも最大規模の市民マラソンへと成長した。

○第25回大会の参加者は約30,000人と大会史上最高を記録し、そのうち県外からの参加者は約12,000人と多く、同大会は県外からの入客に大きく貢献している。

○第25回NAHAマラソンの経済効果を2005年の沖縄県産業連関表を用いて試算した結果、経済効果は約16億8,300万円となった。

○経済効果約16億8,300万円を産業別にみると、サービス業(宿泊、飲食業など)が約6億7,200万円と最も大きく、次いで製造業の2億700万円、商業の2億500万円などとなっており、県外からの参加者の消費が大きく貢献した。

○県内への入域観光客が減少しているなか、同イベントの県外からの参加者は増加していることから、今後、このようなイベント等を通し、安定した入域観光客を確保できるような仕組み作りがより重要となってこよう。

 

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