Ryugin Research Institute Ltd.

調査レポート

宮古アイランドロックフェスティバル2008の経済効果

要旨

○今年で4回目となる「宮古アイランドロックフェスティバル2008」が6月21日(土)に開催された。出演は前回同様に全国的に有名なアーティストを含めた9組であった。

○観客動員数は約4,000名となり、うち県外客が約1,320名、宮古島以外の県内客が約460名と島外からも多くの観客を動員した。

○波及効果を含めた経済効果について、県の産業連関表により試算した結果、経済効果は2億5,900万円となった。これは、直接支出額1億6,800万円に対して約1.5倍の波及効果となっている。

○当社では前年に引き続き経済効果について試算したが、今年は島外客の減少などから前年の経済効果3億900万円より5,000万円の減少となった。

○経済効果2億5,900万円を産業別にみると、運輸業4,200万円、宿泊業3,600万円、鉱業・製造業3,100万円(主に土産品を中心とした製造業)などとなっている。

○同フェスティバルは、民間主導の宮古島の一大イベントとして定着してきている。一方、運営には、離島地区であることから集客や器材の運搬など多くの労力と経費がかかっており、今後、このフェスティバルを継続し、発展させていくには、観客の増加や行政、地域の人々の更なる理解と協力が必要である。

 

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