Ryugin Research Institute Ltd.

調査レポート

石垣島における千葉ロッテマリーンズ春季キャンプの経済効果

要旨

○2008年2月、石垣島では官民挙げての熱心な誘致活動により、千葉ロッテマリーンズの春季キャンプが初めて開催された。

○同キャンプは、2月1日~20日の日程で開催され、キャンプ見学のための観客数は31,950名となり、うち島外からの観客数は約9,000名あったものと推察される。

○波及効果を含めた経済効果について、沖縄県産業連関表により試算した結果、経済効果は13億4,300万円となった。これは、直接支出額8億3,200万円に対して約1.6倍の波及効果となっている。

○経済効果13億4,300万円を産業別にみると、建設業が3億1,800万円、運輸業が1億8,700万円、鉱業・製造業が1億5,000万円、宿泊業が1億3,000万円などとなっている。

○プロ野球のキャンプは、経済効果だけでなくPR効果や教育効果など多岐にわたることから、今回のキャンプを一過性のものとするのではなく、今後の地域活性化につなげていくことが求められよう。

このページのトップへ