Ryugin Research Institute Ltd.

調査レポート

宮古アイランドロックフェスティバル2007の経済効果

要旨

○宮古島を島内外に広くアピールし、観光客の増加や将来を担う宮古島の子供たちに夢と希望を与えることを目的とした「宮古アイランドロックフェスティバル2007」が6月23日(土)に開催された。

○同フェスティバルは、宮古島在住の若手の経営者や自営業者が中心となり、地域の活性化をしていこうと企画、開催したもので、国内音楽CDセールストップクラスのアーティストを含めた計10組の出演があった。

○観客動員数は約5,500名となり、うち島内客約3,200名、県内客約700名、県外客約1,600名であった。

○波及効果を含めた経済効果について、県の産業連関表により試算した結果、経済効果は3億900万円となった。また、直接支出額1億9,700万円に対して約1.6倍の波及効果となっている。

○経済効果3億900万円を産業別にみると、運輸業5,700万円、宿泊業5,000万円、鉱業・製造業3,500万円などとなっている。

○同フェスティバルは、今年で3回目の開催となるものの、運営には離島地区ゆえに多くの経費がかかっており、今後、このフェスティバルを継続し、発展させていくには、行政や地元の多くの人々の更なる理解と協力が必要になってくる。

○県内では、このような音楽イベントが多く開催されており、県内だけでなく県外からも多くの観客を動員していることから、官民挙げての音楽を通した新たな観光商品開発に取り組み、音楽イベントと併せた新たな沖縄の魅力づくりをすることが求められる。

 

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