Ryugin Research Institute Ltd.

調査レポート

ダイキンオーキッドレディースゴルフトーナメント開催が沖縄にもたらす効果

( 要 旨 )

・ダイキンオーキッドレディースゴルフトーナメントは1998年の第1回大会から2024年の第37回まで継続開催されている県内唯一の定例プロトーナメントである。

・当大会は、沖縄と本土をつなぐ架け橋の役割と同時に、地元アマチュアゴルファーへの機会提供、ゴルフ文化の定着支援等を提供し続け、様々な分野で沖縄の発展に寄与してきた。

・ギャラリー数が15,318人(延べ人数)となった第37回大会の経済効果は、24億3,700万円となった。

・試合を観戦する『観る』スポーツであると同時に、観客として来沖した人々がラウンドを楽しむ『する』スポーツにも繋がっており、大会前後に行われる消費活動により生みだされる経済的効果は、更に拡大していると推測される。

・来場者の消費活動を促す充実した飲食・グッズ販売は、イベントを盛り上げるだけでなく、経済効果に大きく影響する。県内で開催される他のスポーツイベントでも、同様の仕組みづくりが望まれる。

・今後、大会の経済効果の拡大を目指すためには、①会場アンケート調査の実施、②関連イベント等の一部有償化の検討が可能である。

・当大会が沖縄にもたらす経済的・社会的効果は大きい。また観光の閑散期に開催され、需要の年間平準化に寄与し、沖縄をPRできる重要なイベントである。当大会がこれからも県民一同に愛されながら発展し、ともに沖縄県の未来をつくりあげていくことを希望する。

 

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