Ryugin Research Institute Ltd.

調査レポート

県外客・外国客の観光消費による 2010年度の経済効果 ~経済効果は 6,034億円(前年度比 7.6%増) ~

要旨

○2010年度の県外客・外国客の観光消費額は、前年度比 6.7%増の4,033億円となった。

○2010年度の県外客・外国客の観光消費による経済効果は、前年度比7.6%増の6,034億円となった。 直接効果:3,499億円 1次間接波及効果:1,621億円 2次間接波及効果:914億円 総合効果:6,034億円

○経済効果は観光消費額の大きさに左右されることから、効果を高めるには観光消費額の構成要素である入域観光客数、観光客 1人当たり消費額(1日当たり消費額×滞在日数)をバランスよく増加させることが望ましい。

○しかしながら、これらの項目について、02年度からの推移をみてみると、入域観光客数は増加してきたものの、観光客 1人当たり消費額と滞在日数は低い水準のまま横ばいで推移しており、これまで沖縄県の観光消費額の増減は入域観光客数に大きく依存してきたことが分かる。

○景気低迷などで落ち込んだ観光客数の急激な回復は厳しいことから、今後は入域観光客数に加えて、その他の要素、特に滞在日数を増加させる仕組みづくりが必要である。

 

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