Ryugin Research Institute Ltd.

調査レポート

第10回石垣島マラソンの経済効果について ~ 経済効果、PR効果は合計で7億2,000万円 ~

要旨

○第10回となる石垣島マラソンが今年(2012年)の1月に開催され、過去最高となる約4,000人の参加があった。

○参加者は、石垣島内からだけでなく、島外から約1,900人の参加があり、さらに島外からの参加者の同伴者が約1,600人あったことから、大会期間中約3,500人の来訪者があったことになる。

○同大会における開催に要した費用や参加者による宿泊費や飲食などの支出額(直接支出額)について試算すると3億2,600万円となった。

○また、波及効果を含めた経済効果について、沖縄県産業連関表により試算した結果、経済効果は5億700万円となった。これは、直接支出額3億2,600万円に対して約1.6倍の波及効果となっている。

○また、同大会のテレビ放映や情報誌で紹介されたメディア関連の広告効果であるPR効果は2億1,300万円であった(広告会社による試算)。

○よって、経済効果、PR効果を合計すると7億2,000万円の効果があったことになる。

○経済効果5億700万円を産業別にみると、運輸業8,600万円、製造業6,900万円、宿泊業6,800万円、商業5,800万円などとなっている。

○石垣島は、スポーツイベントのほかいろいろなイベントが開催されており、今後、これらのイベントを通した地域振興が期待されている。

 

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