Ryugin Research Institute Ltd.

調査レポート

第32回NAHAマラソンの経済効果について

【要 旨】

●2016年で第32回を迎えたNAHAマラソンは、国内を代表する一大スポーツイベントとなり、全国でも最大規模の市民マラソンへと成長した。

●第32回大会の参加者は約26,600人、うち県外からの参加者は約12,000人で、同大会は冬の観光閑散期における誘客に大きく貢献している。

●第32回NAHAマラソンの経済波及効果を2011年の沖縄県産業連関表を用いて試算した結果、経済波及効果は約19億7,800万円となった。

●経済効果約19億7,800万円を産業別にみると、宿泊業が約3億400万円と最も大きく、次いで商業の2億9,900万円、運輸業の2億800万円などとなっており、県外からの参加者の消費が全体を押し上げた。

●今後も運営面の改善や、観光地・特産品のPR、地域交流イベントの開催などの取組みに力を入れることで、経済波及効果の拡大や年間を通し安定した入域観光客の誘客、地域活性化につなげることも大切である。

 

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